乙メタル 現状では、けっして女性が多いとは言えない大同メタル工業ですが、今後、女性社員の採用に一層力を入れていく方針です。このページでは、女性から見た大同メタル工業について、3名の先輩女性社員に語っていただきました。

  • 生産技術 菊地優希 技術ユニット 生産技術センター 機械開発グループ 2014年入社/理工学部 電気電子工学科出身

    2014年の入社以来、一貫して生産設備の開発を担当。設備設計から製作、プログラム作成、ラインの立ち上げ、試運転にまで携わる。工場での作業なども求められるこのグループにおいては、唯ーの女性。「狭いところに配線するときも、体が小さいから楽に入れる(笑)」と持ち前の明るさで、精力的に業務をこなしている。

  • 設計 後藤志歩 技術ユニット設計センターAE室 第1AEグループ 2011年入社/理工学部機械システムエ学科出身

    女性初の設計職として、2011年設計センターに配属。顧客の技術窓ロとなって製品の提案を行うとともに、お客さまからの要望を社内に展開し、自社開発のフォローを行っている。2016年からは海外担当として技術サポートをしており、時に海外出張にて顧客と打合せを行う。顧客の技術パートナーとして邁進中。

  • 営業 吉村裕子 海外販売グループ グループリーダー 2001年中途入社/短期大学部社会学科出身

    2001年中途採用により入社。経営企画室にて海外のグループ企業の立ち上げや、ジョイントベンチャー(戦略的提携)の契約取りまとめなどを担当。現在は、海外販売グループのグループリーダーとして、海外のグループ会社のサポートのほか、女性管理職として、みんなが幸せに働ける環境づくりや社員教育にもカを入れている。

すごく自然で働きやすい環境。

後藤私は、大学時代から女性が少ない学科にいたため、男性が多い職場で働くことにも、あまり抵抗はなかったですね。

菊地私も、中学生のころからエンジニアになりたいと思っていて、後藤さんと同じ理工学部だったので、大学でも女性は少なかったですね。就職活動時でも、技術職の女性はまだまだ少数でしたので、製造業には女性が少ないということはわかっていました。とは言え、やはり多少の不安はありましたね。

吉村やっぱりそれは不安だよね。

菊地でも大同メタル工業では、設計の後藤さんをはじめ、当時すでに何人かの女性技術職の方が活躍していました。さらにOG訪問で訪れた私に、後藤さんが「まわりの人はホントいい人ばっかりで、女性でも働きやすいよ。入社後も私がサポートするから安心して」と背中を押してくれたんです。技術職として活躍されている後藤さんの存在はとても心強く、この会社であれば大丈夫と入社を決意しました。

後藤実際、力仕事で困っていればみな手を貸してくれますし、かといって女性だからとお姫様扱いされるわけでもありません(笑)。すごく自然で働きやすい環境ですよね。

吉村私は、前職は、空港においてチェックインや案内・誘導などの業務を行う地上勤務職員「グランドスタッフ」でした。今とは正反対で、女性だらけの職場でした。ご縁があったこともあり、業種も職種もまったく異なる大同メタル工業に入社を決意したのは、ものづくり企業とは全く違う視点をもつ女性の私だからこそ、貢献できる部分があるのではないかと思ったから。大同メタル工業は、まだまだ男性が多い職場ですが、私の入社当時より女性社員も増え、女性の働き方に関する理解も得られてきていると感じています。

男女関係なく、大同メタル工業はエンジニアになるには、最高の環境。

菊地女性を技術職で採用することに戸惑う企業もまだまだ多い中、大同メタル工業は、私のやる気を買ってくださって、現場作業の機会も多い生産技術に配属してくれました。入社後も、女性だからといって困っていることは特にありません。覚えることはたくさんありますが、みんなで知識・技術を高めていこうという雰囲気があるので、毎日すごく充実しています。男女関係なく、エンジニアとしては最高の環境だと思います。

後藤ホントそれは私もすごく感じます。能力を発揮できる場や成長の機会も男女関係なく与えていただけますし、国内だけでなく、海外メーカーの担当として、アメリカに海外出張の機会を与えていただくなど、いろんな仕事を任せてもらえます。仕事面以外でも、女性だからやりにくいなどということはまったくないですよね。食事会の際などに、女性がたくさんいた方が楽しいだろうと、事務職の女性を呼んで同席させてくれるなど、まわりに気を使わせてしまって、むしろ申し訳ないと思うぐらいです。

菊地そうそう、部署の垣根を越えて女性社員同士でいっしょに旅行に行ったりと、人間関係もすごく良好ですよね。これからさらにたくさんの女性に入ってきていただけると、より賑やかになるのではないかと期待しています。

大同メタル工業は、女性の多様な働き方を受けとめることができる会社。

吉村私は、2002年に結婚、2005年に出産を経験しました。大同メタル工業では、当時すでに育休・産休や時短勤務などの制度は整えられていましたが、時代背景もあり、あまり積極的には利用しませんでした。でも、今ではたくさんの女性社員が、産休・育休や時短勤務制度を活用して仕事を続けています。私の結婚当時とくらべて、すごく環境は改善されていると思いますね。

後藤入社前から「結婚・出産しても仕事は続けたい」と思っています。会社と相談しながらうまく業務を調整し、結婚・出産後も変わらず仕事を続けていく女性設計職のモデルケースになりたいですね。

吉村部署や職種に関係なく、女性社員から相談を受けることが良くあるんですが、そんなときは、「一度しかない人生だから、後悔しない生き方・働き方を選んで」とアドバイスしているんですよ。結婚・出産を期に仕事を辞めるのも、仕事のペースを落として家庭と両立させながら仕事を続けるのも、はたまた家族の協力を得ながら、バリバリ仕事を続けてキャリアアップをめざすのも、どれも正解。私は、大同メタル工業は、個人の生き方を尊重し、いろんな働き方を認めてくれる柔軟性のある会社だと思っています。ライフスタイルの変化を機に総合職から一般職へと変わり、働き方を調整した方もいますし、親の介護などの理由で一度離職した方が、ジョブリターン制度で復帰した例もあります。今後は、たとえば家事や育児と両立させながら在宅で勤務できる制度など、女性の新しい働き方のスタイルを提示し、さらに受け皿の大きい会社に進化させていくということも、私の役目のひとつだと感じています。

後藤そうですよね。今は設計職にも、女性の後輩が入ってきましたので、後輩たちが安心して働くことができるように、私も貢献したいと思っています。

菊地本当に同感です。今私は、OB・OG訪問に訪れる就活生に会社のことを伝える「リクルーター」を担当させてもらってるんですが、かつての私が後藤さんに背中を押してもらえたように、今度は私が就活生の支えになれたらいいなと思っています。